箱根:彫刻の森美術館にて
2024年11月4日まで開催されている
舟越桂さんの展覧会へ行ってきました。
彫刻の森美術館の開館55周年記念で
開催されているこの展示。
行こうと思ったキッカケは
テレビ東京番組 " 新・美の巨人“
この展覧会を紹介した回が非常に良かった。
たまーにこういうことがあるから、
テレビも捨てたもんじゃないよねって思う。
舟越さんについては
作品だけ昔、小説の表紙で見たことがあって。
一度見たら忘れられない
ちょっと怖いような…
インパクトのある人物彫刻なので
記憶に残っていました。
美術館へ入ってすぐの建物、
本館ギャラリーへ入るとすぐに
1人の像と対面です。
自然体で本当にそこにいるような、
生きているような。
アトリエの再現もあり、
小物や道具の配置にしても、何をとっても
とにかくセンスが光っていました。
さらに順路を進むと、彫刻たちがたくさん。
異質の空間でした。
本当にここは現実なんだろうか、と。
ほとんど木で作られているのに
この生々しさはなんなんだろう。
外斜視気味で、どこに立っても目が合わない。
まるで目が動いているようにさえ見える不思議。
研ぎ澄まされた空間に佇む作品たち。
彫刻なのに向き合うと
なぜか緊張して呼吸を忘れるほどの
存在感でした。
舟越さんが問い続けた“人間とは何か”
わたしにはまだまだ分からないけど、
どんなに遠くても
もっと世界を知って
自分を知りたいと思うのでした。
***
本館ギャラリーを見終えた後は、
たくさんの野外作品たちを楽しく散策。
ピカソの展示館もあります。
ピカソって絵以外にも色々作っていたんだな、
と意外な一面を知ることができます。
実は20代の頃にひとり旅で
来たことがありましたが、今回は夫と2人。
ここは独りよりも誰かと一緒に…の方が楽しめる珍しい美術館かも。
ちょっとだけ写真を。
今からの季節はかなり冷えるので
あたたかな羽織りを持って行った方がいいです。
午前中行ったら、ダウンベストでも寒かった…笑
駐車場は有料。
3時間500円、
その後は1時間ごとに500円追加。
開館前に早く着いて待っていても
料金カウントは開館時間〜なので大丈夫。
早く着きすぎて、やっちまったー!と
車内で嘆いていたのですが、
チケット受付時にお姉さんが教えてくれて
安心してゆっくり回れました。
とはいえ、敷地内をぐるっと見て
ちょっとお土産も吟味すると
私の場合は約3時間半。
本当はもっといたかった…笑
寒すぎて風邪ひきそうだったので撤収です。
ものすごく寒かったし
天気予報がはずれて雨だったけど、
それでも本当に行って良かった。
久々に心が満ち足りた感覚を味わえました。
舟越さん、ありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りします。
もうすぐ終わってしまうので、興味のある方はぜひ^^
読了ありがとうございました!
追伸:チケットについて
美術館公式サイトにてネット購入しておくと、入館も早いし、ちょっとだけお得です。
ご参考まで。
WEBチケット - 美術館のご案内 - 箱根 彫刻の森美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM