今週のお題「好きな小説」
最近読んだ本、
月島慕情 (浅田次郎 著)
7つの短編集からなる一冊。
どの短編も夢中になって、
あっという間に読み終えてしまいました。
紹介できるほど上手い文章が書けないので、
ただの短い感想のような感じですが、
ここに記録しておこうと思います。
短編は下記のとおり
- 月島慕情
- 供物
- 雪鰻
- インセクト
- 冬の星座
- めぐりあい
- シューシャインボーイ
短編の後に
珍しく自作解説が入っているのも興味深く、
桜庭一樹先生による解説も大変読み応えがありました。
たいてい浅田先生の短編に出てくるのは
決して大それていない、ただその辺にいる人たち。
私たちが誰とも気づかず、ただすれ違うだけの人たちだけど
それぞれの優しさや矜持に、色々なことを気づかされます。
感情移入せずにはいられないのです。
今回もほぼ泣きながら読んだような気が・・・。笑
”私もこんな風にありたい”
小説の中には、そう思える出会いがあるから
読むことをやめられないのかもしれません。
解説の中から、浅田先生の言葉をひとつ。
”自分の美しいものを
どのくらい大切にしていけるかだと思うんです。”
小説家じゃないけれど
私も自分や周りの荒れた心に負けず
良い歳のとりかたをしよう、
そう思うのでありました。
いやぁ・・・読んでよかった。
読了ありがとうございました!!
リンク